Shopifyがさらに快適に！インストールをおすすめしたいアプリ31選

Shopifyは低コストで簡単にネットショップを開設できるプラットフォームとして普及しています。デザイン性の高いサイトを制作できる点、SNS連携が可能な点などさまざまなメリットがありますが、人気を支えているポイントのひとつがアプリ（App）による拡張性の高さです。こちらでは、Shopifyアプリの概要やジャンル別のおすすめアプリ、アプリ導入に際しての注意点などについてお話しします。

Shopifyの利用がさらに快適になるアプリ

すでに6,000にも及ぶ数のアプリがShopify向けに提供されており、必要に応じてインストールすることでさまざまな機能を追加できます。Shopify上のECサイトによる運営を効率的に行い、売り上げを拡大していくためには、アプリによるカスタマイズは欠かせません。Shopifyのアプリは「Shopifyアプリストア」で提供されています。

https://apps.shopify.com/

ECサイトで取り扱っている商品や業態によって必要なアプリは異なります。また、有料か無料か、日本語に対応しているかといったポイントにも注目が必要です。運営しているECサイトとマッチングの良いアプリを導入すれば販売促進や業務効率化につながるため、さまざまなアプリを比較検討してみることをおすすめします。

これで迷わない！ジャンル別Shopifyおすすめアプリ

アプリの導入を検討していたとしても、提供されている数の多さからどのアプリをインストールすべきかわからない方も多いでしょう。以下ではおすすめのShopifyアプリをジャンル別にご紹介します。いずれも多くのユーザーがインストールしているため、利用すればすぐにメリットを実感していただけるでしょう。

集客につながるアプリ

自社商品を知っているユーザーが多ければ多いほど売り上げの拡大が期待できます。以下にご紹介するアプリを利用すれば、膨大な数のユーザーに商品を認知してもらうことができます。

Google チャネル

「Google channel」はShopifyで展開している商品を「Googleショッピング広告」へ簡単に配信できるアプリです。「Googleショッピング広告」とはGoogleが展開している商品広告のこと。ユーザーの検索ワードに合わせて配信される広告が変わるため、閲覧した人に認知してもらいやすくなります。

料金

Googleチャネル公式ページ

Facebook channel

「Facebook channel」は、ShopifyとFacebook・Instagramを連携できるアプリです。それぞれのSNSで商品広告の配信・販売ができます。日本国内だけでも2,600万人に到達しているFacebookのユーザーと、3,300万人を超えているInstagramユーザーにリーチできるため、ビジネスアカウントを持っている場合はぜひ利用していただきたいアプリです。

料金

Facebook channel公式ページ

SEO manager

「SEO manager」は、基本的なSEO対策を実施できるアプリです。キーワードの選定、エラーページの抽出、といった最低限お行っておきたいSEO対策を簡単に実行できます。Googleでの上位表示でストアへの流入増加を狙ってる場合はおすすめのアプリです。

料金

SEO manager公式ページ

One Click Social Login

「One Click Social Login」は、各種SNSやWebサービスのアカウントを利用してストアにログインできるようになるアプリです。「Twitter」「Amazon」「Yahoo!」といった主要サービスのアカウントに対応しています。アカウントを作成する際の手間が省けるため、顧客数の増加が期待できるでしょう。

料金

One Click Social Login公式ページ

購入率向上につながるアプリ

Shopifyのアプリは「購入率が低い……」といった悩みもカバーします。購入率向上のためには、以下のようなアプリがおすすめです。

よくある質問どこでも挿入｜リテリア FAQ

「よくある質問どこでも挿入｜リテリア FAQ」は好きなページにノーコードでFAQを挿入できるアプリです。FAQを挿入することでユーザーの悩みを解決し、購入率のアップが期待できます。日本製のアプリなので日本語対応した管理画面になっていて安心して利用できます。

料金

よくある質問どこでも挿入｜リテリア FAQ

詳しい使い方はこちらをご覧ください

Judge.me

「Judge.me」はShopifyのECサイトにレビュー機能を実装できるアプリです。商品を購入したユーザーに対して自動でレビューを依頼するメールを送信し、レビューを投稿したユーザーにはクーポンを配布します。そのため、手間をかけずにレビュー数を充実させることができます。実際に購入した人の感想を知れるため、購入を検討しているユーザーにとってレビューは有益な情報です。好意的なレビューが寄せられていれば、購入率のアップが期待できます。

料金

Judge.me公式ページ

Bulk Discount & Sales Manager

「Bulk Discount & Sales Manager」は、商品に関するさまざまなキャンペーンのスケジュール管理を行うアプリです。具体的には、セール、スペシャルオファーといったキャンペーンの予定を管理します。適切なタイミングで実施することで、購入率のアップにつながるでしょう。

料金

Bulk Discount & Sales Manager公式ページ

Flair Product Badges & Banners

「Flair Product Badges & Banners」は、ストアの商品ページにバッジやバナーをつけて顧客による購入を促進できるアプリです。「おすすめ」「あと10個」「ベストセラー」といったテキストが表示されるバッジを簡単に作成できます。

料金

Flair Product Badges & Banners公式ページ

顧客単価アップにつながるアプリ

ストア運営では、顧客数を増やすことだけではなく、単価をアップさせることも大切です。単価アップに活用できる代表的なアプリをご紹介します。

Pre-Order Manager

「Pre-Order Manager」は、ストアに予約販売機能を実装できるアプリです。在庫がなくなった商品のページに、予約販売ボタンを自動表示できます。シーズンものの商品の事前予約などにも利用可能です。

料金

Pre-Order Manager公式ページ

ReConvert Upsell & Cross Sell

「ReConvert Upsell & Cross Sell」は、購入後の表示画面を自由にカスタマイズできるアプリです。購入に対する感謝を伝えることができます。クーポンの提供や他の商品の紹介により、クロスセルにつなげることも可能です。

料金

ReConvert Upsell & Cross Sell公式ページ

Discounted Upsells‑ Cross Sell

「Discounted Upsells‑ Cross Sell」は、購入ボタンのクリック後に他の商品のおすすめを表示できるアプリです。セット購入による割引も提供できます。お得感のアピールによってクロスセルにつなげられます。

料金

Discounted Upsells‑ Cross Sell公式ページ

Infinete Options

「Infinite Options」は、商品にオプションを追加可能になるアプリです。サイズ、カラーなど、さまざまな選択肢を提供したい場合に活用できます。追加できるオプションの数は無制限です。有料オプションも追加できるため、客単価のアップにつながります。

料金

Infinite Options公式ページ

販売方法を広げるアプリ

以下のようなアプリを追加することで、Shopifyストアにおいて多彩な販売方法を実現できます。

Oberlo ‑ Dropshipping App

「Oberlo ‑ Dropshipping App」はストアでドロップシッピングを行うためのアプリです。ドロップシッピングとは、ストア側で在庫を持たずに、専用のサイトから商品を直送させる販売方法のこと。在庫リスクのないドロップシッピングを手軽に始められる、魅力的なアプリです。

料金

Oberlo ‑ Dropshipping App公式ページ

Digital Downloads

「Digital Downloads」は、ストアにデジタルコンテンツの販売機能を実装できるアプリです。音楽、動画、画像などの販売に活用できます。購入してくれた顧客に対して、ダウンロードリンクが記載されたメールを配信可能です。ダウンロード回数を制限することもできます。

料金

Digital Downloads公式ページ

配送管理用のアプリ

商品を購入した顧客への配送を手配することもストア側の仕事です。以下のようなアプリをインストールしておけば、配送管理を効率化できます。

配送マネージャー

「配送マネージャー」はストアで購入された商品の配送を簡単に手配できるアプリです。ヤマト運輸・佐川急便・日本郵政の伝票フォーマットに対応しており、送り状をCSV形式で出力できます。配送業者側から発行された追跡番号を、メールで顧客に知らせることも可能です。日本国内の配送であれば、ぜひ利用していただきたいアプリです。

料金

配送マネージャー公式ページ

Ship&co ‑ 1、２、発行完了！

「Ship&co ‑ 1、2、発行完了！」は、国内だけではなく海外への配送も対応している配送管理アプリです。複数運送会社の送料が表示されるため、最も低コストな発送方法を選べます。追跡番号をユーザーへ自動的に通知する設定も可能です。発送完了メールを自動送信する機能も実装されています。

料金

Ship&co ‑ 1、２、発行完了！公式ページ

顧客の育成・エンゲージメント強化を実現できるアプリ

顧客のエンゲージメントを強化すれば、安定した売上が期待できます。以下のようなアプリで、顧客の育成・エンゲージメント強化が可能です。

Yotpo ロイヤリティ&リワード

「Yotpo ロイヤリティ&リワード」は、ポイント機能をストアに実装できるアプリです。顧客の行動に応じてポイントを付与できるようになります。ストアを定期的に訪問してくれることが期待できるほか、リピート購入も期待できるでしょう。使いこなせば、顧客の囲い込みも実現できるアプリです。

料金

Yotpo ロイヤリティ&リワード公式ページ

Loyalty, Rewards and Referrals

「Loyalty, Rewards and Referrals」は、顧客の行動ごとにポイントを付与するロイヤルティプログラムを実施できるアプリです。購入、ストア訪問、レビューの投稿、知人への紹介といった行動ごとに、ポイントを付与できます。顧客のエンゲージメントを育成することで、VIP顧客の増加に繋げられるアプリです。

料金

Loyalty, Rewards and Referrals公式ページ

Bold Memberships

「Bold Memberships」は、ストアにメンバーシップ機能を導入できるアプリです。特定のコンテンツを配信するメンバーシップを実施できます。会費を請求できる機能を利用して、ジムやヨガなどのオフラインサービスに利用することも可能です。

料金

Bold Memberships公式ページ

メールマーケティングを実施できるアプリ

メールは顧客に対してストア側からアプローチできる重要な手段です。以下のようなアプリを利用すると、効率的にメールマーケティングを実施できます。

Klaviyo: Email Marketing & SMS

「Klaviyo: Email Marketing & SMS」はメール配信・マーケティング機能を利用できるアプリです。ストア側から能動的に情報発信するメールマーケティングに利用できます。顧客の購入履歴に応じて、メールの配信内容を変えることも可能です。

料金

Klaviyo: Email Marketing & SMS公式ページ

Privy ‑ Pop Ups, Email, & SMS

「Privy ‑ Pop Ups, Email, & SMS」は、メールマーケティング機能をストアに導入できるアプリです。メルマガの配信にも利用できます。また、カートに商品を入れたまま離脱しようとする顧客に対してポップアップを表示する設定も可能です。

料金

Privy ‑ Pop Ups, Email, & SMS公式ページ

業務効率化につながるアプリ

業務効率化につながるShopifyアプリも多数提供されています。以下のようなアプリで業務にかかる時間を短縮すれば、より営業や販売に注力できるようになるでしょう。

チャネルトーク

「チャネルトーク」は顧客対応に活用できるチャット・カスタマーサポートツールです。自動対応するチャットボット機能によってコミュニケーションの効率化につながるほか、顧客管理・顧客分析といった機能も利用できます。日本語対応している点も大きなポイントです。

料金

チャネルトーク公式ページ

Back In Stock: Customer Alerts

「Back In Stock: Customer Alerts」は、欠品していた商品の再入荷通知を自動でユーザーに送信するアプリです。ユーザー購入を検討していた商品の入荷を速やかに知らせられるため、購入率アップと業務効率化の双方を実現します。

料金

Back In Stock: Customer Alerts公式ページ

Tidio ‑ Live Chat & Chatbots

「Tidio ‑ Live Chat & Chatbots」は、24時間365日稼働するチャットボットをストアに導入できるアプリです。AIによって顧客対応を自動化します。メールやFacebookメッセンジャーとの連携も可能なため、顧客からの問い合わせの見逃しを防止できます。

料金

Tidio ‑ Live Chat & Chatbots公式ページ

Quick Order Printer かんたん帳票出力

「Quick Order Printer かんたん帳票出力」は、明細書や領収書・請求書などの各種書類をPDFで発行できるアプリです。書類には、会社のロゴを挿入することもできるほか、HTMLでの編集も可能です。また、顧客に書類をダウンロードしてもらうこともできます。

料金

Quick Order Printer かんたん帳票出力公式ページ

Matrixify

「Matrixify」は、ストアの情報をExcelやCSV形式でインポート・エクスポートできるアプリです。商品情報の編集を効率的に行えます。また、ECサイトプラットフォームからの移行も、簡単にできるようになります。

料金

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越境ECを支援するアプリ

Shopifyを利用すると、海外向けのECサイトを構築することも可能です。越境ECでは以下のようなアプリが役立ちます。

Langify

「Langify」はECサイトを多言語対応させる翻訳アプリです。Shopifyは翻訳機能が搭載されていないため、多言語対応させるためにはアプリでカバーする必要があります。「Langify」は言語ごとに複数のドメインを設定し、アクセス元の国によって自動的にリダイレクトします。

料金

Langify公式ページ

Translate My Store & Currency

「Translate My Store & Currency」はストアを各国の言語に翻訳できるアプリです。顧客側が任意で言語を選択できる「言語セレクター」の設置も可能です。翻訳はAIが行いますが、問題がある翻訳に関してはユーザー側が編集できます。

料金

Translate My Store & Currency公式ページ

BEST Currency Converter

「BEST Currency Converter」は商品金額の表示通貨を変えるアプリです。有料版では、160種類以上の通貨に対応できるほか、ユーザーのアクセスエリアから自動的に表示通貨を変える機能も利用可能です。ビットコインの決済に対応している点も特徴です。

料金

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定期購入機能を導入できるアプリ

日常的に商品する商品は定期購入機能でお得に購入してもらうのがおすすめです。Shopifyでは、以下のようなアプリで定期購入機能を実装できます。

Bold Subscriptions

「Bold Subscriptions」はストアに定期購入（サブスクリプション）の機能を実装できるアプリです。商品ページに定期購入ボタンを追加できます。定期購入する商品ごとに配送タイミングを設定することも可能です。顧客側で定期購入の一時停止、商品の変更、支払情報の変更といった設定を実行できるため、ストア運営の顧客対応業務を減らせます。

料金

Bold Subscriptions公式ページ

ReCharge Subscriptions

「ReCharge Subscriptions」も多くのストアに導入されている定期購入（サブスクリプション）用アプリです。期間限定割引や無料サービスなどの特別なオファーを簡単に作成できます。そのため、魅力的なサブスクリプションをスピーディーに打ち出すことも可能です。取り引きごとに料金が発生する無料のプランがあるため、試しに定期購入機能を実装したい場合にもおすすめできます。

料金

ReCharge Subscriptions公式ページ

Shopifyアプリの利用で注意が必要なポイント

ここまでご紹介したような多くの魅力的なShopifyアプリが提供されていますが、実際に導入する場合はいくつか注意していただきたいポイントがあります。

日本語対応アプリが少ない

Shopifyアプリはほとんど海外の開発元から提供されており、日本語に対応しているアプリは少ないのが現状です。このことから、初期設定では苦労することが多いかもしれません。英語がわからない場合は、翻訳ツールなどを利用しながら慎重に項目を確認していく必要があります。使い始めれば大きな恩恵がありますが、慣れるまでは対応言語の問題でつまずくことも多いでしょう。

サポート体制が不十分なアプリが多い

多くの開発者がShopifyアプリを開発していますが、導入後の手厚いサポートを行っている開発者は限られています。不具合や使い方の疑問点があっても、問い合わせで解決しにくいのはデメリットのひとつです。問題を解決できない場合、機会損失につながることも考えられます。

導入するアプリが多いとサイトの表示が遅くなる

導入しているアプリの数が多い場合、ECサイトの全体のレスポンスが低下し、表示が遅くなってしまうことがあります。サイトの表示が遅いと顧客の離脱率が上昇し、成約率が下がるケースがあるため注意が必要です。サイトの表示速度を確認しながら慎重にアプリを導入する必要がありますが、一般的には6～10程度の導入にとどめるのが望ましいと考えられています。また、アプリ同士の相性により不具合が起きる例も報告されているため、この点からも無駄に導入するのは控えたほうが良いでしょう。

まとめ

いくつかの注意点はありますが、アプリによってShopifyの使い勝手が良くなることは間違いありません。顧客にとって利用しやすいネットショップづくりや運営側の業務効率化を意識してアプリを選ぶことが大切です。まずは無料のアプリやトライアルが利用できるアプリを導入し、利便性を確かめてみてはいかがでしょうか。

代引き決済に関するおすすめアプリは、こちらの記事を参考にして下さい。