BASEは手数料が高い?手数料の計算方法・他社プラットフォームとの比較も紹介

「BASEは手数料が高いと聞いたが、実際はどうなのか?」と気になっている方も多いと思います。特にこれからショップを運営しようとしている方は悩むところでしょう。この記事では、BASEショップではどのくらいの手数料が取られるのか、他のECプラットフォームとの手数料の比較などを解説しているので、ぜひ最後までお読み下さい。

BASEの手数料システム

BASEの手数料システム

BASEの手数料が高いかどうか検証するために、まずはBASEの手数料システムから解説します。BASEショップを運営する際の手数料は、以下の4種類があります。

  • 決済手数料

商品が購入されたときに発生します。決済手数料は、注文の合計金額(商品価格+送料)に加えられます。送料にもかかるので注意して下さい。

  • サービス利用料

サービス利用料はプランによって異なります。無料プランでは注文の合計金額の3%がかかります。有料プランは商品が売れる度にではなく、毎月5,980円を支払います。

  • 振込手数料

振込手数料は、一律250円です。どの銀行を利用しても変わりません。

  • 事務手数料

事務手数料は振込申請額によって決まります。振込申請額が2万円未満の場合は500円、2万円以上の場合は0円です。

以上のように、決済手数料・サービス利用料は、無料プランと有料プランで違いがあります。他には必要に応じて、有料のデザインテンプレート・独自ドメインの維持費・有料Appを購入することができ、その都度料金がかかります。無料プランの場合は、各手数料を支払うときは全て決済のタイミングなので、商品が売れる度に商品価格から引かれるものと考えても良いでしょう。各手数料を以下の表にまとめてみました。

手数料の種類決済手数料サービス利用料振込手数料事務手数料
発生のタイミング商品売却時無料プラン:商品売却時
有料プラン:毎月
売上金を指定口座に移すとき売上金を指定口座に移すとき
金額(無料プラン)注文合計金額の3.6%+40円注文合計金額の3%250円
※お急ぎ振込手数料は振込申請金額の1.5%
2万円未満:500円
2万円以上:
無料
金額(有料プラン)注文合計金額の2.9%5.980円/月250円
※お急ぎ振込手数料は振込申請金額の1.5%
2万円未満:500円
2万円以上:
無料

BASEの手数料が高いと感じる理由とは?

BASEの手数料が高いと感じる理由とは?

BASEのメリットは「初期費用と月額費用なし」でネットショップを開設できることです。入金スピードが早い・クレカ決済が即日導入できる・配送方法がいろいろあるという機能は、ショップを運営していくうえで欠かせませんが、これらがBASEでは全て標準で使えます。BASEの手数料が割高に感じられるのは、始めから必要な機能を備えているためです。

それでも、少しでも手数料を抑えたい方のために、手数料を安くする以下のようなコツもあります。

  • 資金に余裕がある方は、振込申請額が2万円以上になってから申請する
  • こまめにキャンペーン情報をチェックし、積極的に利用する

「無料でネットショップが開設できる」ことと、「全ての運営が無料でできる」ことは分けて考えましょう。BASEでは、売れた商品に対して手数料がかかるので、通常の運営においては資金的にマイナスになることはないはずです。

BASEと他のECプラットフォームの比較

BASEと他のECプラットフォームの比較

BASEの手数料が高いかどうかは、他のECプラットフォームと比較してみると分かりやすいでしょう。ここでは、BASEと同じ価格帯のプランがあるECプラットフォームとの手数料を表にして比較してみました。

メルカリShopsとの比較

サービス名BASEBASEメルカリShops
プランスタンダードプラングロースプラン
月額費用5,980円
決済手数料3.6%+40円サービス手数料:3%2.9%10%
入金サイクル振込申請から土日祝除き10日後に入金月末締め翌月10日払い
※売上金5,000円以上
振込手数料250円
※2万円未満の場合、+事務手数料500円
200円

メルカリShopsはBASEと比べると手数料が高めで、BASEのように任意のタイミングでの振込申請はできません。

BASEとSTORESの比較

サービス名BASEBASESTORESSTORES
プランスタンダードグロースフリースタンダード
月額費用5,980円2,178円
決済手数料3.6%+40円
サービス手数料:3%
2.9%5.0%
※コンビニ決済・キャリア決済は別途手数料220円
3.6%
※Amazon Payは3.9%
※コンビニ決済・キャリア決済は別途手数料220円
入金サイクル振込申請から土日祝除き10日後に入金振込申請から土日祝除き10日後に入金月末日締め翌月末払い※1万円以上※1万円未満の場合も振込設定が可能月末日締め翌月末払い※1万円以上※1万円未満の場合も振込設定が可能
振込手数料250円
※2万円未満の場合、+事務手数料500円
※お急ぎ振込:1.5%
250円
※2万円未満の場合、+事務手数料500円
※お急ぎ振込:1.5%
275円
※1万円未満の場合、+事務手数料275円
※スピードキャッシュ:3.5%
275円
※1万円未満の場合、+事務手数料275円
※スピードキャッシュ:1.5%

この表からも分かるように、BASEの方が機能が充実していると言えます。

BASEとShopifyの比較

サービス名BASEBASEShopify
プランスタンダードグロースベーシック
月額費用5,980円29米ドル(約3,770円)*
決済手数料3.6%+40円
サービス手数料:3%
2.9%日本のクレジットカード:3.4%
海外/Amexのクレジットカード:3.9%
JCBのクレジットカード:4.15%+取引手数料(Shopifyペイメント未利用時):2%
入金サイクル振込申請から土日祝除き10日後に入金振込申請から土日祝除き10日後に入金1日~15日:15日から5営業日後
16日~月末日:月末日から5営業日後
振込手数料250円
※2万円未満の場合、+事務手数料500円
250円
※2万円未満の場合、+事務手数料500円

*1米ドル=130円で計算

Shpifyはクレジットカードの国際ブランドや決済方法により、決済手数料が変動します。月50万円以上の収入になりそうなら、BASEの方が手数料が安くなります。

BASEとカラーミーショップの比較

サービス名BASEBASEカラーミーショップカラーミーショップ
プランスタンダードグロースフリーレギュラー
月額費用5,980円4,950円
決済手数料3.6%+40円
サービス手数料:3%
2.9%6.6%+30円
※GMO後払い:請求書発行180円/回
※Amazon Payは6.5%+30円
4.0%~
入金サイクル振込申請から土日祝除き10日後に入金振込申請から土日祝除き10日後に入金月末締め翌月末入金月末締め翌月末入金
振込手数料250円※2万円未満の場合、+事務手数料500円250円※2万円未満の場合、+事務手数料500円振込金額・金融機関により異なる振込金額・金融機関により異なる

BASEとカラーミーショップは、初期費用・月額費用無料のプランがそれぞれにあり、月額固定費の代わりに、決済手数料が安くなる有料プランがあります。月額費用と決済手数料を合わせると、BASEの運営費のほうが安くなります。

BASEはこんな人におすすめ

BASEはこんな人におすすめ

BASEは、おもに以下のような方に特におすすめです。

  • コストは多少かかっても簡単であることを重要視したい
  • 月額有料プランに移行せず、売上が月に10万円を超える見込みはない
  • ショップを大きくしていく予定はないので、便利機能などはそれほど必要としない

これらの条件に全て該当する方は、BASEは特にメリットのあるサービスと言えます。自身のネットショップが目指している方向性も一緒に考えてみると、BASEとの相性が良いか見えてくるでしょう。

まとめ

BASEの手数料は、競合サービスと比較すると確かに少し割高な感はありますが、機能が充実しているというメリットもあります。BASEの費用や機能も気になるところですが、BASEには「お母さんも使える」というコンセプトがあり、趣味を活かしたり簡単な操作でネットショップを始めたい方にぴったりです。ぜひこの機会にBASEで商品を販売してみましょう。