BASEで商品が売れない原因は?売上を増やすための集客方法を解説

誰でも簡単にネットショップを作成できることで人気となっている「BASE」ですが、思うように商品が売れなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。BASEにはメリットが多いものの、他のECプラットフォームとは異なる特徴もあるので、それに合わせた対策が必要です。この記事では、BASEで商品が売れない原因と対策を解説します。

BASEで商品が売れない原因

BASEで商品が売れない原因

BASEでなかなか商品が売れない原因を結論から言うと、十分な集客ができていないことがほとんどです。なぜなら、自分のECサイトを持つということは、楽天市場やAmazonのような大規模な「ECモール」と違って、自分で集客しなければなかなか商品を見てもらえないからです。

大手ECモールは知名度が高くて利用者が多く、出品しているショップはその恩恵を受けることができ、積極的に集客しなくてもショップに訪問してもらえます。その代わりにショップの個性を表現するブランディングは困難です。

一方で、BASEで設立したECサイトは独立した個人商店のようなものです。オーナーが自分次第でショップに個性を持たせることができるメリットがありますが、商品の魅力を市場にアピールできていなかったり、そもそもショップの存在が知られていない可能性があります。まずは集客、つまりショップへのアクセス数を向上させることが必要で、それには顧客に自分のショップを見つけてもらうための工夫をしなければなりません。

BASEで商品を売るための集客方法

BASEで商品を売るための集客方法

BASEで商品が売れないという問題を解決するための集客方法は、おもに次の3つかあります。

  • SNS運用
  • ブログ運営
  • 広告の運用

以下で、それぞれを1つずつ順に解説します。

SNS運用

Twitter・Facebook・InstagramなどのSNSを利用することは、ネットショップの集客につながります。なぜなら、これらの主要なSNSの1つ1つが世界中に多くのユーザーを抱えており、情報が拡散する可能性を秘めているからです。どれもアカウントを無料で作成できるので、活用しない手はありません。

SNSの中でもBASEと特に相性が良いのはInstagramです。国内に3,300万人以上のユーザーがいて、その6割以上を女性が占め、若い世代のユーザーが多いことも特徴です。これらの特徴を活かし、特に若い女性向けの商品を販売するショップをBASEで運営するならば、Instagramを活用して集客を行いましょう。

デメリットとしては、集客の効果が表れるのに時間がかかることと、こまめな配信が必要なことが挙げられます。しかし丁寧に配信を継続する様子を見せていれば、やがて顧客に評価され、固定ファンの獲得にもつながります。Instagram内で運良くインフルエンサーとのつながりが生まれれば、アクセス数の劇的な向上という集客効果も期待できます。

ブログ運営

SNSとともに元手のかからない集客方法として、ブログ運営が挙げられます。無料で利用できるブログサービスも多く、SNSと比べて配信できる情報の自由度も高まります。さらにWordPressのような有料ブログを利用すると、オリジナリティあふれるサイトを構築することができ、商品のブランディングにもつながります。

また、ブログ運営はSNSと連携させることによって相乗効果も生み出します。簡易な情報をSNSで配信し、商品やショップの詳細をブログで配信するなど、使い分けることによって顧客を惹きつけることができるでしょう。顧客とのコミュニケーションツールとしても使用でき、ショップへの流入経路を増やすことにもつながります。

デメリットとしては、SNSと同じように集客の効果が表れるのに時間がかかることと、こまめな配信が必要なことです。また、ブログのアクセス数を増やすにはSEO対策も必要になってくるでしょう。対策としては、まずSNSを中心に運用してフォロワー数を増やし、相互リンクを貼ることでブログのアクセス数を増やす形がおすすめです。

広告の運用

現在ではWebマーケティングで利用できる広告が数多く存在しており、企業レベルの商業活動はもちろん、個人商店レベルでも比較的簡単に利用することができます。広告を活用するようになってから集客が劇的に伸びたショップも多く、新しい顧客の開拓には広告の運用は不可欠と言ってもよいでしょう。

Webマーケティングで利用できる広告には、おもにリスティング広告・アフィリエイト広告・SNS広告があります。中でも初心者が始めやすいのはSNS広告で、BASEで広告を利用するならば「Instagram広告 App」という拡張機能が用意されており、料金は$1/日から簡単にInstagram広告を配信できるのでおすすめです。

Instagram広告App

リスティング広告も比較的簡単に利用できますが、決して安くはない費用がかかります。目指すコンバージョンによって金額は大きく変わり、確実に成果を出すには数万円程度のコストが必要です。ショップの利益が少ない状況では導入に勇気が必要で、「損して得を取る」形にはなりますが、導入を検討する価値は十分にあります。リスティング広告を利用する場合は、事前に費用対効果をよく検討しておくと良いでしょう。

BASEでInstagramを活用して集客する方法

BASEでInstagramを活用して集客する方法

Instagramの活用は、BASEで集客するために最も取り組みやすい方法の1つです。ここでは目的別にInstagramの活用方法を解説します。

地道に投稿する

アカウントを作成して、商品に関する投稿を地道に行うのが最も一般的な方法です。元手がかからず誰でもすぐに始められることや、フォロワーとコミュニケーションを取れることなどがメリットです。通常の投稿だけではなく、動画投稿やストーリーズのような機能を利用して閲覧者を惹きつける工夫も可能です。

Instagramの運用でまず目指すべきことは、アカウントのフォロワーを増やすことです。投稿内容がどれほど魅力的であっても、その内容だけでは商品の購入にはつながりません。また、単発では成果を上げることは難しく、投稿を継続することも重要です。継続的な投稿で閲覧者に期待感を抱かせることにより、徐々にフォロワー数が増えていくでしょう。

インフルエンサーを活用する

Instagramのユーザーの中には、個人でありながらフォロワー数1万人以上を抱えるような影響力のあるアカウントも存在し、インフルエンサーと呼ばれています。近年では企業の営業にもインフルエンサーを活用することが一般的になっているほど、市場に与える力は軽視できないものになっています。

Instagramを運用していると、そのようなフォロワー数の多いアカウントとコンタクトを取る機会もあるでしょう。一定の費用を支払うことにより、インフルエンサーに自社の商品をPRしてもらう方法も集客には効果があります。そのような縁で、自分のアカウントのフォロワー数が増えるという効果も期待できます。

広告を活用する

Instagramの広告機能を活用することも、有効な集客の方法です。広告を利用すれば、知名度が低いショップであっても早期に売上を伸ばせる可能性があります。Instagram広告には6種類が用意されており、視認性が高いため商品を強くアピールすることができます。また、エンドユーザーに直接アピールできることもメリットです。

Instagram広告App

また、BASEには「Instagram広告 App」という拡張機能が用意されているので、そちらを利用することもおすすめです。「カルーセル広告」という複数の画像をスライド形式で表示するタイプで、閲覧者の印象に残りやすい広告です。費用は1$/日から利用できるので、初心者でも始めやすいでしょう。

まとめ

BASEは誰でも簡単にネットショップを開設できるのが特徴ですが、集客に難点があるという盲点に気付かないまま運営してしまうケースがあります。しかし幸いなことにSNSはネットショップと相性が良いので、魅力ある商品情報の配信を根気よく継続することによって、ショップを見つけてもらえる可能性が高まります。

BASEの特徴を改めて理解し、適切な運用を行って、ショップの売上アップにつなげましょう。

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