Shopifyのテーマ導入方法とカスタマイズ方法を徹底解説!

Shopifyにはテーマと呼ばれるテンプレートがあり、高度な知識がなくても質の高いネットショップを設立することができます。カスタマイズの自由度が高いこともShopifyが世界中で利用されている理由の1つで、テーマを利用すれば簡単にオリジナリティあふれるネットショップを作れます。ここではShopifyのテーマを導入する方法を解説します。

Shopifyのテーマとは

Shopifyのテーマとは

ECプラットフォームのShopifyを利用すれば、自分で簡単にネットショップを設立・運営することができ、個性豊かにカスタマイズすることも可能です。それを可能にしているのが、Shopifyで「テーマ」と呼ばれているネットショップ構築用のテンプレートです。

ネットショップをカスタマイズするのは難しそうな印象を受けますが、Shopifyではテーマを利用すれば、HTML・CSSの知識がなくてもさまざまなカスタマイズを楽しむことができます。テーマは、公式サイト内の「Shopifyテーマストア」で購入でき、無料のテーマと有料のテーマを提供しています。

Shopifyで使用できるテーマ

Shopifyで使用できるテーマ

Shopifyには無料で利用できる9つのテーマが用意されており、無料とはいえ充実した機能を備えているので、魅力的なショップを簡単に作ることができます。有料のテーマも64種類あり、それぞれに特徴があるので、自身の販売スタイルに合ったテーマを選ぶことができるでしょう。また2021年のアップデートにより、さらに機能が充実した「オンラインストア2.0」のテーマが利用可能になりました。

これは、ページの読み込み速度が向上したり、ユーザー機能の補助が追加されたもので、ショップに訪問する顧客にとって利便性の高いテーマとなっています。その他にも非公式のテーマが数多く存在しており、今後も増えることが予想されていますが、公式テーマと違ってアップデートが行われなかったり、不具合が放置されていることもあり、初心者が手を出すのは避けたほうが無難です。また、Shopifyでは自作のテーマも利用することができ、その変更も簡単にできます。

Shopifyのテーマ導入方法

Shopifyのテーマ導入方法

Shopify公式サイトにアクセスして画面上部の「売る」をクリックし、「オンラインストア」から「テーマ」へと進みます。すると、現在Shopifyがおすすめしているテーマが紹介されている画面が表示されるので、軽く目を通しながら下へスクロールすると「すべてのテーマを探索する」というボタンが現れるのでクリックします。

カテゴリー別に分類されたテーマや、注目されているテーマが紹介されているので、自身が構築したいショップのイメージに合うテーマがあればクリックして詳細を確認してみましょう。また、「すべてのOS2.0テーマを見る」というボタンをクリックすると、前述の「オンラインストア2.0」のテーマを利用することができます。

お気に入りのテーマが見つかったら、追加することにより管理画面のテーマ一覧に表示されます。また、すでに導入されているテーマを変更することもできます。テーマを変更するには、まず前述のように利用したいテーマを追加し、テーマ一覧に表示されていることを確認してください。そのうえで「アクション」から「公開」と進めばテーマを変更することができます。

テーマのカスタマイズ方法

テーマのカスタマイズ方法

Shopifyのテーマはカスタマイズが可能で、自身が構築したいイメージに合ったショップに作り変えることができます。カスタマイズを行うには、管理画面の「カスタマイズ」をクリックし、テーマエディタを表示します。

ここでは画像を追加したり、テキストの編集などを行い、ショップのコンテンツを充実させることができます。カスタマイズが可能な場所は各テーマによって少し異なりますが、画像や映像の変更・追加やレイアウト変更、商品のリストを変更・追加することがおもな作業になります。

テーマのカスタマイズにはプログラミングスキルは必要なく、ドラッグ&ドロップを基本とした簡単な作業で行えます。サイトの細部に及ぶ高度なデザインの変更を行う場合にはHTML・CSSの知識が必要ですが、そこまでしなくてもかなりカスタマイズの自由度があります。

さらに、Shopifyには6,000種類以上ものアプリが販売されており、販売力の強化が期待できる機能を持つものが多く、マーケティングに活かすことができます。自身が目指すブランドイメージに合ったショップにカスタマイズしながら、適宜アプリも活用して販売力の強化につなげましょう。

テーマ導入の前に注意するべきこと

テーマ導入の前に注意するべきこと

適切なテーマの選択

ネットショップを設立するにあたっては、自身が行いたいマーケティングの目的に合ったテーマの選択が重要です。例えば、業種・ターゲットとなる客層・販売する商品などによって選択するテーマが絞られます。また、豊富な種類を出品する場合や、少ない種類の商品を一品ずつアピールして販売したい場合など、商品の販売方法もテーマの選択に影響を与えます。

Shopifyのテーマには、たくさんの商品を販売したい場合に便利なタイプや、ファッション・飲食など特定のカテゴリーに向いているテーマ、トップ画像を大きく表示するビジュアルを意識したテーマなどがあります。それぞれのテーマの特徴を理解し、ターゲットとなる顧客を引き付けるデザインにカスタマイズすることが重要で、それが可能なテーマを選択することが効果的なマーケティングにつながります。

例えば、扱う商品の種類が多い場合は、検索機能の充実したテーマを導入すると利便性の高いショップを構築できます。特定の商品を重点的に販売したいなら、ビジュアルに特化したテーマを選ぶのも良いでしょう。

トップページ以外もチェックする

テーマを導入するとき、どうしてもトップページの印象で決めがちですが、ネットショップはトップページ以外のコンテンツも重要です。商品の説明ページや、購入の手続きをするページ、Q&Aやお問い合わせページなども顧客に与える印象は大きいものです。

せっかくトップページが魅力的でも、実際に購入するまでの利便性が低いと、顧客が途中でサイトから離脱してしまう可能性が高くなります。ショップの利便性については、運営を開始してからも定期的にブラッシュアップを行いましょう。

Shopifyの利用には多少の英語力が必要

Shopifyは2017年に日本法人が設立したばかりのため、まだ国内のユーザーに対するサポートが十分とは言えません。また、開発されるテーマやアプリも日本語表記のないものが多く、日本語の情報もあまり流通していないため、日本人の開発者がなかなか育たないのが現状です。今後、国内のShopifyの利用者が増えていけば、日本語に完全対応したテーマやアプリも登場するでしょうが、それまではShopifyの活用に多少の英語力が必要でしょう。

非公式のテーマにはリスクもある

Shopifyには公式テーマだけではなく、非公式のテーマも数多くリリースされており、カスタマイズの自由度は日に日に向上しています。ただし、前述のように非公式のテーマを導入することは不具合発生などのリスクを抱えるので、慣れないうちは公式テーマを利用するほうが良いでしょう。

まとめ

ネットショップを設立し運営していくにあたって、サイトのデザインは集客に直結するため、非常に重要です。Shopifyには多くのテーマが用意されており、それぞれに特徴があるので、自身のマーケティング方針に合ったテーマを選択することがショップの運営に大きな成果をもたらすでしょう。

Shopifyのテーマについて知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。