Shopifyで商品登録する方法は?ECサイトを開始する基本となる方法を順に解説

ShopifyでECサイトを運営するとき、最も基本となる作業が「商品登録」です。Shopify独自のシステムに基づいた方法もあるので、最初にしっかり理解しておけば効率良く商品登録を進めることができます。ここでは、Shopifyで商品登録する方法を基礎から分かりやすく解説しているので、ぜひ最後までお読みいただき、ECサイトの運営をスムーズに開始させましょう。

Shopifyで商品登録する方法

Shopifyで商品登録する方法 (1)

まずShopifyの管理画面のメニューにある「商品管理」から「商品を追加」へ進むと、商品情報を入力する画面へ移ります。以下で、それぞれの操作を順に解説します。

商品名と商品説明を入力

商品名と商品説明を入力

「タイトル」と表示されている欄に商品名を入力し、「説明」の欄には商品の概要を説明する文を入力します。「説明」の欄に入力する文は、文字サイズやカラーの変更が可能なので、必要に応じて文字を装飾してユーザーが読みやすくなる工夫をすると良いでしょう。

商品の画像や動画を登録

商品の画像や動画を登録

商品の画像や動画を登録するには、「メディア」の欄にある「ファイルを追加」をクリックしてアップロードを行います。一品ずつ登録することも、一度に複数登録することもでき、登録した画像や動画はドラッグ&ドロップによって並べ替えも可能です。また「URLから追加」をクリックすると、Web上に公開されている画像や動画を引用することもできます。

商品価格の設定

商品価格の設定

商品の価格を設定するには、「価格設定」の欄に価格を入力します。「価格設定」の右にある「割引前価格」は、セールなどで商品価格を値下げするときに、値下げ前の価格を入力するための欄です。ここに入力すると、商品ページに「¥2,000 ¥3,000」のように表示されるので、割引セール中の商品がどの程度割引されているのかがユーザーに分かるようになります。

その下にある「商品1点あたりの費用」の欄に入力すると、商品1点あたりの利益や売上レポートをデータとして記録することができます。また、国内向け販売の場合は財務省国税庁のページで公開されているように税込価格の表示が義務付けられているので、「商品価格に税を適用する」にチェックを入れましょう。

在庫情報の入力

在庫情報の入力

在庫情報の欄に入力するのは、商品のSKUコードとバーコード、商品をストックしておく在庫数です。SKUコードとは企業独自の商品コードで、在庫管理する際の「商品の最小単位」を意味し、同一商品のサイズやカラーなどが異なるものを全て揃えた状態をもとに表します。

また、在庫の欄には2つのチェックマークを入れる箇所があり、「在庫を追跡する」にチェックを入れると、商品が売れたときに在庫数が減るように設定できます。「在庫切れの場合でも販売を続ける」にチェックを入れると、在庫切れの状態でもユーザーは商品を購入することができます。最後に、現在の在庫数を入力する欄があるので、当該商品の在庫を入力してください。

配送に関する情報の入力

配送に関する情報の入力

ここでは商品の配送に関する情報を入力しますが、一般的な物品販売のように配送が必要な商品を販売する場合は「配送が必要な商品です」の欄にチェックを入れます。デジタル商品などの配送する必要がない商品は、チェックを入れる必要はありません。次に商品の重量を入力しますが、これは配送料を決定する要素となるので、間違いのないように正確に入力しましょう。最後に、関税に関する情報を入力します。

商品のオプションを入力

商品のオプションを入力

ここで言うオプションとは、商品のサイズやカラーなどのことで、「この商品には異なるサイズや色など複数のオプションがあります」にチェックを入れると設定することができます。各オプションごとに、ユーザーが購入時に選択できるバリエーションを記入し、それぞれをカンマで区切って入力します。

バリエーションごとに価格設定や在庫数などを入力できるようになるので、必要に応じて入力しましょう。バリエーション情報を保存すると「編集」という項目が出現するので、バリエーションごとに商品画像を登録することができるようになります。

検索結果のプレビューを確認する

検索結果のプレビューを確認する

編集している商品画面が、検索結果でどのように表示されるのかを確認することができるので、Web上に公開する前にここでチェックしておきましょう。「ウェブサイトのSEOを編集する」をクリックすると、検索結果で表示されるタイトルやメタディスクリプション、パーマリンクを編集することができます。

商品のステータスを設定する

商品のステータスを設定する

次にページを再び上部にスクロールして、商品ページが現在どんな状態にあるかを決めるための「商品のステータス」の設定を行います。まず「アクティブ」か「下書き」かを選択しますが、アクティブにすると商品ページがWeb上に公開され、下書きにすると公開されずに保存されます。

「販売チャネルとアプリ」では、商品を自身のECサイト以外で公開するかどうかの設定を行えるので、SNSなど希望するチャネルを選択しましょう。

商品整理に関する設定を行う

商品整理では、商品の「タイプ」「販売元」「コレクション」を入力します。「タイプ」は、商品をカテゴリーごとに分けてユーザーが検索しやすいようにしたり、マーチャントが商品の管理を行う際に役立ちます。「販売元」の欄には、販売者のブランドを入力します。「コレクション」は、ECサイト内で商品をグループにまとめたものを指し、おすすめの商品をまとめて見やすい場所に配置するときなどに便利です。

最後に「タグ」を入力しますが、タグを設定しておくと、ユーザーが商品検索するときに目的の商品にたどり着きやすくなります。タグは、マーチャントがコレクションを作成したいときに、同一タグの商品を自動でコレクション化することもできるので便利です。ここまで設定が完了したら一旦保存し、商品を公開してみましょう。

商品登録後の編集方法

商品登録後の編集方法

ShopifyのECサイトで商品の販売を開始した後でも、登録した情報を編集することができます。編集する際の注意点としては、商品情報に変更があるとShopifyのレポート機能に影響する可能性があるので、念頭に置いて作業を行ってください。

商品情報登録後の編集を行うには、すでにいくつかの商品登録が済んでいる状態で管理画面にアクセスします。管理画面メニューの「商品管理」から「全ての商品」へ進むと、登録されている商品の一覧と、編集に関するメニューが表示されます。

編集できる内容はおもに以下の通りで、「商品を編集する」または「その他の操作」から行えます。

  • 商品情報の複製
  • タグの設定
  • コレクションへの追加
  • 商品情報のアーカイブ
  • 商品情報の削除

商品情報の複製は、それぞれの商品の詳細ページの右上に表示されている「複製」をクリックして行い、商品情報の削除とアーカイブは商品管理メニューの「その他の操作」から行えます。商品情報を削除すると、Shopifyから完全にデータが消えてしまい復元もできないので、一時的に商品表示を中止したい場合はアーカイブを行うと良いでしょう。

まとめ

商品登録はShopifyでECサイトを運営するにあたって入り口となる作業です。ここでご紹介してきた内容の通りに設定を進めていただければ、初心者の方でもECサイト開業の準備はほぼ完了できるでしょう。ここからは少しずつ個性を表現し、魅力的なECサイトを構築してみてください。

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