運営しているShopifyショップの施策として、セールをお考えの方も多いでしょう。一つ一つの商品に割引を設定していると時間がかかります。そのため、効率的にセールを開催できるShopifyアプリを利用するのがおすすめです。こちらでは、簡単にセールを開催できる「GET SALE Bulk Discount Manager」をご紹介します。
目次
GET SALE Bulk Discount Managerとは
GET SALE Bulk Discount Managerは、Shopifyのショップでセールを展開できるアプリです。以前は、「Bulk Discount & Price Editor」という名称で配布されていたようですが、現在は名称変更されています。アイコンは以前のままです。
Shopifyでの価格設定は本来であれば手間のかかる作業です。1商品ずつ価格を設定していると、ユーザーに案内していたセールの開始時刻に間に合いません。また、セールの終了時期になっても価格が戻っていないという事態も考えられます。このことから、明確な開始時期・終了時期が決まったセールをデフォルト状態のショップで実施するのは非常に困難です。
GET SALE Bulk Discount Managerを利用すると、対象商品、割引率、開始時刻・終了時刻といったセールの情報を管理可能です。スケジュールしていた時刻になると、設定していた商品に割引が自動で適応され、終了時刻になると元の価格に戻ります。手動でセール価格を設定するよりはるかに効率的であり、入力ミスを防げる点も魅力です。ごく短い時間で大幅な割引を行う「フラッシュセール」も、このアプリを利用すれば簡単に実施できます。
Shopifyでセールを行うメリット・デメリット
Shopifyでセールを開催すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、セールを行ううえでは、デメリットについても知っておかなければなりません。セールによる具体的なメリット・デメリットについてご紹介します。
Shopifyでセールを行うメリット
セールを行うメリットとして、新規顧客の獲得につながる、という点が挙げられます。ShopifyのショップのようなECサイトの明確な弱点と言えるのが、「商品を手にすることができない」という点です。そのため、商品に興味がある顧客がいたとしも購入に結びつかないケースは少なくありません。セール価格であれば買い物が失敗した時のリスクが下がるため、顧客の購入を後押しすることにつながります。
セールのタイミングによっては、既存顧客のリピート率を高めることも可能です。特に、消耗品などは顧客が再度必要になるタイミングを見計らってセールを行うと、その時期をめがけた注文の増加が期待できます。ゾロ目の日、月末など、特定のタイミングでセールを行うことで、顧客を囲い込んでいるショップは多いのです。
また、在庫の抱え込みを防げる点もメリットです。特にアパレルのようなシーズンの経過によって価値が大幅に下がる性質を持つ商品は、売れ残りを定価で売り続けても在庫として残ってしまうでしょう。セールで展開すると利益率は下がりますが、少なくとも在庫として無駄に残しておくよりは有益です。こうしたメリットから多くのShopifyを利用している多くのショップがセールを実施しています。
Shopifyでセールや割引をするデメリット
セールで商品を売ると、当然ながら定価で売る場合よりも利益率は定価します。また、既存顧客がディスカウント価格に慣れてしまうと、通常時の売上が期待できません。「セールを行っているショップ」として話題になると、セールの時しか新規顧客が獲得できなくなるケースも考えられます。
そのため、セールはタイミング・回数・割引率をしっかりと検討し戦略的に実施しなければなりません。頻度が多すぎる、割引率が大きすぎる、といったセールは、ショップに悪影響を与えることも考えられます。
GET SALE Bulk Discount Managerの機能
GET SALE Bulk Discount Managerのメイン機能と言えるのが、セールのスケジュール管理機能です。セールの対象商品、割引率、開始時刻・終了時刻をあらかじめ設定しておくことができます。メーカーやタグと指定してセール対象商品を選ぶこともできるため、作業が効率的です。商品数が多いショップでもスピーディーにセールを設定できます。
GET SALE Bulk Discount Managerの料金
GET SALE Bulk Discount Managerの料金プランは以下のとおりです。
プラン名 | 月額 | セール対象商品数 |
フリープラン | 無料 | 10商品 |
ベーシックプラン | 12.99ドル | 100商品 |
スタンダードプラン | 19.99ドル | 1,000商品 |
無制限プラン | 29.99ドル | 無制限 |
プランによってセールを適用できる商品数が変わります。無料のプランでセール対象にできる商品は10商品のため、大規模なショップであれば少ないと感じるかもしれません。
GET SALE Bulk Discount Managerは、セール対象商品数の設定に応じて自動的にプランを切り替える設定も可能です。大規模なセールに向けてプランの切り替えをする必要がないため、思いついたタイミングですぐにセールを開催できます。また、セール対象商品が少ない月は自動的にプランがダウングレードされるため、コストが無駄になることもありません。
特に自動的にダウングレードが行われる機能は、少しでもコストを抑えたいShopifyストアの運営において非常に便利な機能と言えます。
GET SALE Bulk Discount Managerの導入方法
GET SALE Bulk Discount Managerをショップに導入する方法についてご案内します(Shopifyのストアは事前に開設しておいてください)。GET SALE Bulk Discount Managerは他のアプリと同様に、Shopifyアプリストアでダウンロード可能です。
「アプリを追加する」をクリックしましょう。
Shopifyの管理画面に移動するため、下部の「アプリをインストール」をクリックしてください。
決済情報を入力し、承認をクリックするとGET SALE Bulk Discount Managerを利用できるよう状態になります。
この後はGET SALE Bulk Discount Managerを利用してセールをスケジューリング可能です。
以下では、セール設定項目に例をご紹介します。
- Rule name:セールの名称
- Discount Value:割引率(%)
- Applies to:セール対象
- Start date:セール開始時刻
- End date:セール終了時刻
最低限これらを設定すれば、ショップでセールを展開できます。
まとめ
Shopifyのショップでセールを実施したくても、手間や商品数の多さから難しいと考えている方は多いでしょう。今回ご紹介したGET SALE Bulk Discount Managerを利用すれば、複数の商品に一括で割引を設定することが可能です。また、開始時刻・終了時刻を設定できるため、希望していたスケジュールどおりのセールを実施できます。セール適切に実施すれば、新規顧客の獲得や既存顧客のリピーター化も可能です。ぜひこちらのアプリを有効活用してショップの売上につながるセールを実施してください。
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