Shopifyが越境ECにおすすめの理由とは?役立つアプリや導入事例も紹介!

越境ECとは、海外向けにインターネット上で商品を販売することです。ECプラットフォームは数多く存在しますが、Shopifyほど越境ECに向いたプラットフォームはありません。Shopifyはデフォルトで「多言語・多通貨」「100種類以上の決済手段」に対応。くわえて、実現したい仕組みをアプリで簡単に実装できます。販売チャネルとの連携もスムーズで、特にSEOやSNSに強いことが特徴です。今回の記事では、「Shopifyや越境ECに向いている理由」「越境ECに役立つアプリ」「Shopifyで越境ECを構築した事例」について解説します。

越境ECとは?

越境ECとは?

ECとは「Electronic Commerce」の略語で、日本語で電子商取引のことです。インターネット上で商品やサービスを取り引きすることをECと呼びます。オンラインショップやインターネット通販、オンライン教室などがECにあたります。越境ECとは字のごとく、国境を越えて国内から海外に商品を販売することです。越境ECは急成長しており、成功すればビジネスを大きく拡大できます。

Shopifyが越境ECにおすすめな6つの理由

Shopifyが越境ECにおすすめな6つの理由

Shopifyが越境ECにおすすめな6つの理由について解説します。

多言語・多通貨に対応

Shopifyが越境ECに向いている理由として、多言語・多通貨への対応が挙げられます。海外で商品を販売するとき、もっとも大きな障壁となるのが言語と通貨です。母国語で表示されないWebサイトでは、多くの人が買い物をしません。

Shopifyは50の言語と130カ国の通貨に対応しています。制作したECサイトを、アプリによって別の言語に自動翻訳することも、設定ページから翻訳を直接入力することもできます。通貨は自動でレートの変換が可能です。

100種類以上の決済方法

多種多様な決済方法も、Shopifyが越境ECに向いている理由の1つです。Shopifyはデフォルトで、クレジットカードやPayPalが利用できます。くわえて、世界各国の100種類以上の決済方法が使用可能です。決済方法の拡充は越境ECにとって必要不可欠。さまざまな決済方法に対応することで、ユーザビリティの向上が期待できます。

配送業務が簡単

越境ECにおいて避けて通れないのが配送業務です。海外発送は送料の設定や関税の計算、送り状やインボイスの作成など煩雑な仕事が発生します。しかし、Shopifyならこういった煩雑な仕事を効率化し、簡単に行えます。

「ユーザーに請求する税率を自動で管理」「配送業者各社の料金を比較」「送り状やインボイスの自動発行」といったことをアプリによって簡略化。くわえて、「受注したとき」「商品の発送後」などに返信するメールテンプレートを利用できます。メールテンプレートはデフォルトで20言語に対応しています。

マーケティング機能が豊富

ECサイトを始めるなら、最初に選択肢に入るのがモールへの出店と無料ショッピングカートです。しかし、モールへの出店はユーザーデータが得られず、ダイレクトマーケティングには向いていません。

ショッピングカートは独自で集客を行うことが求められます。ShopifyはデフォルトでSEO対策がされており、複雑な設定が必要ありません。さらに、Google広告やFacebook広告との連携もスムーズです。ストア分析では、広告を出稿したチャネルごとの分析ができます。Shopifyはダイレクトマーケティングに向いたプラットフォームです。

販売チャネルとの連携がスムーズ

販売チャネルとは、集客のための媒体や経路を指す言葉です。主な販売チャネルにはGoogle広告、SEO、SNS、リスティング広告、YouTube広告などがあります。

Shopifyは重要な販売チャネルであるSNSとの連携がスムーズです。Instagramで商品をタグ付けして直接購入できるようにしたり、FacebookやTwitterを宣伝の場として活用したりできます。また、自社サイトを大手ECモールと連携させるのも有効な手段です。オンラインショップで販売する商品を、AmazonやeBayで販売することができます。

多様なアプリでグローバルな変化に対応

越境ECでは、オンラインショップが必要とする機能をその都度、拡張することが求められます。なぜなら、世界のトレンドが常に変化し続けているからです。日本で開発されたECプラットフォームは、アプリとの連携ができません。オンラインショップに新たな仕組みがほしい場合、いちから開発する必要があります。

一方、Shopifyならアプリを導入するだけでさまざまな仕組みを実現。グローバルな変化にもスピーディーに対応できます。

越境ECに役立つおすすめアプリ3選

越境ECに役立つおすすめアプリ3選

越境ECに役立つおすすめのアプリを3つ紹介します。

Ship&co ‑ 1、2、発行完了!

Ship&co ‑ 1、2、発行完了!

「Ship&co ‑ 1、2、発行完了!」は越境ECに対応したアプリで、海外発送の処理を手軽に行えます。配送業者は日本郵便・FedEx・DHL・UPS・SF Expressに対応。オンラインショップからの受注情報をリアルタイムに同期し、送料の比較、送り状・インボイスの発行、追跡情報の同期まで出荷作業を1つのインターフェースで完了できます。

14日間の無料トライアルで、「Ship&co ‑ 1、2、発行完了!」の便利さを体感しましょう。

プラン名料金
従量課金制30円/1件
月額割引プラン1000円/月

Ship&co公式ページ

Easy Rates Japan Post

Easy Rates Japan Post

Easy Rates Japan Postは海外への送料を自動計算してくれるアプリです。日本郵便の国際便の送料が自動で計算され、ユーザーのチェックアウト画面に表示されます。料金は日本郵便のサーバーと同期されており、最新のデータをユーザーへ提供します。オンラインショップ運営者が、手動で料金を設定する必要はありません。

プラン名料金
定額プラン9.9ドル/月

Easy Rates Japan Post公式ページ

Easy Label Japan Post

Easy Label Japan Post

Easy Label Japan Postは日本郵便の送り状を簡単に作成するアプリです。さらに、ワンクリックで保険を追加することができ、配送トラブルのリスクに備えられます。日本郵便をメインで利用する場合、必ず導入しておきたいアプリです。手間のかかる海外発送用の送り状も、Easy Label Japan Postなら簡単に発行できます。

プラン名料金
LITE14.9ドル/月
BASIC39.9ドル/月
PLUS69.9ドル/月

Easy Label Japan Post公式ページ

海外発送の詳細については下記の記事をご覧ください

Shopifyで越境ECを構築した事例

Shopifyで越境ECを構築した事例

Shopifyで越境ECを構築した事例について紹介します。

キューピー

キューピーマヨネーズでおなじみのキューピー。1919年に設立された企業で、マヨネーズをはじめとした調味料を主力としている日本の食品メーカーです。そのキューピーの海外ECサイトは、Shopifyで構築されています。国内向けのECサイトと雰囲気が大きく異なるのも面白いポイントです。

キューピー海外向けECサイト

キューピー国内向けECサイト

とらや

とらやは東京に本社を置く和菓子メーカーで、羊羹がとても有名です。室町時代に京都で創業し、後陽成天皇に和菓子を献上して皇室御用達となりました。480年の歴史を持つ老舗和菓子メーカーで、明治になって東京へ移転しました。海外向けECサイトはShopifyで構築されています。シンプルな和のテイストで、英語、中国語、日本語で表示可能です。

とらや海外向けECサイト

タビオ

靴下を専業とする唯一のメーカーであるタビオ。大阪大阪市浪速区に本社を置き、靴下の企画・製造・販売を行う企業です。タビオのECサイトもShopifyで構築されています。アニメーションを使ったスタイリッシュでエレガントなECサイトに仕上がっています。

タビオ海外向けECサイト

まとめ

越境ECにはShopifyがとてもおすすめです。なぜなら、多言語・多通貨にデフォルトで対応しており、100種類以上の決済方法を備えているからです。さらに、アプリを導入することで海外発送も簡単に行えます。マーケティング機能が豊富で、さまざまな販売チャネルを利用できる点も強みです。機能が必要になればアプリで対応できるため、柔軟な運営ができます。

デフォルトでも越境ECに向いているShopifyですが、アプリを導入することでさらに効率的に海外への対応が行えます。Shopifyを使って越境ECを構築し、ビジネスを成功に導きましょう。

越境ECの構築を検討中の方には、こちらの記事もおすすめです。