BASEで絵を売る方法とは?メリットや売れやすい絵も併せて解説

BASEではハンドメイドやアパレルといった様々なものを販売することができますが、イラストなど絵画作品の出品も可能です。今回は、BASEのショップで絵画作品を売りたい方に向けた販売方法を、初心者の方も分かりやすく解説します。BASEでのショップの始め方や機能の使い方などを紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください。

BASEで絵を売るメリット

BASEで絵を売るメリット

初期費用がかからない

BASEでは誰でも無料でネットショップを開設できるうえに、月額利用料も無料なため、初期費用がかからないことが最大のメリットです。BASEのショップで支払う手数料は、販売する商品が売れた際に初めて発生します。商品が売れない場合でも料金を支払わなければならないというリスクがないため、初心者でも安心してネットショップ運営が始められます。

豊富な拡張機能を利用できる

BASEには60種類以上の「拡張機能アプリ」があり、ショップの集客や運営に役立てることができます。無料でインストールできるアプリも豊富に用意されているので、ショップの方針に合った機能を追加することができます。

配送日設定

例えば「配送日設定」というアプリを導入すると、商品の発送日時を顧客が指定できるようになるため、ギフトや食品などの販売に最適です。「クーポン」アプリは、割引・値引きクーポンの作成が簡単に設定できます。「かんたん発送(ヤマト運輸連携)」アプリは、商品を発送する際に必要な送り状をコンビニなどで発行し、その場でお客様に発送できます。

外部サイトやSNSと連携できる

BASEのショップはさまざまな外部サイトやSNSと連携が可能で、集客に活かすことができます。特に絵画作品と相性が良いのはInstagramで、「Instagram販売」アプリを導入してBASEのショップとInstagramを連携し、Instagram内でも商品を販売することができます。

noteで販売

また「noteで販売」アプリを導入すると、絵画などを投稿できるメディアプラットフォーム「note」と連携することが可能です。絵画以外にも、ショップコンセプトを文章にして投稿したり、イラスト制作過程などを写真で伝えたりすることもできます。

BASEで絵を売る4つの方法

BASEで絵を売る4つの方法

イラストの原画や絵画を販売する

BASEでは、実店舗と同じようにイラストの原画や絵画の販売が可能です。実店舗を設立したりギャラリーを借りたりして展示販売するよりも、はるかに費用削減になります。イラスト原画をBASEショップで販売するときは、以下の事項を記載すると良いでしょう。

  • 価格
  • 作品の大きさ
  • イラストに使用したものの素材
  • 注意書き(「商品写真と現物では印象が異なる場合があります」等)

イラストをデジタルダウンロード販売する

イラストを「JPEG」「PNG」といった形式に変換してダウンロード販売する方法もあります。この方法では絵画をデジタルコンテンツとして販売するため、在庫を確保しておく必要がなく、顧客はそれぞれの目的に合わせてデータを利用できます。デジタルダウンロードでイラストを販売するときに必要な記載事項は、以下の通りです。

  • 価格
  • データの大きさや形式
  • イラストデータの用途の例

オーダーメイドできるオリジナルイラストを販売する

腕に覚えのあるクリエイターならば、顧客から希望を聞いてオーダーメイドの作品を販売することもできます。世界にただ一つしか存在しない完全オリジナルのイラストを提供できるため、固定ファンの獲得にもつながります。オーダーメイドを受注する際に必要な記載事項は、以下の通りです。

  • 価格
  • 作品の大きさ
  • オーダーから納品までのやりとり
  • 納品予定日
  • 作製方法(絵の具の種類やカンバス素材など)

イラストをオリジナルグッズにして販売する

BASEにはオリジナルグッズを作成できるアプリがあり、種類も豊富です。これらを活用して自身のイラストをプリントするなど、オリジナルグッズを作成して販売する方法もあります。グッズ作成サイトと連携することにより、在庫を持たないで販売できることもメリットです。BASEで利用できるオリジナルグッズ作成アプリは以下の6種類で、全て無料でインストールできます。

  • Tシャツ作成
  • スマホケース作成
  • pixivFACTORY
  • monomy
  • オリジナルプリント.jp
  • Canvath

これらを利用すると、Tシャツ・トートバッグ・スマホケース・スマホリング・マグカップなどのオリジナルグッズが作成できます。

BASEで売れやすい絵とは?

BASEで売れやすい絵とは?

季節のイベントに使用できるイラスト

BASEでは、四季折々のイベントに使えるイラストデータに人気があります。イラスト商品の中でも特に売れやすいのは、クリスマスカードや年賀状などのアイテムです。オリジナルな作品を探していたり、それぞれのイメージに合ったデザインカードを贈りたい方に人気があります。デザインのポイントとして、顧客が手書きスペースを生かせるように少し余白を設けることがおすすめです。

似顔絵

似顔絵もイラスト素材として人気があります。アイコンとして使用したり、企業・商品・名刺・Webサイトなどのロゴとしての需要があります。また、近年ではSNSのプロフィール欄にも必ずと言って良いほどオリジナルのロゴが使用されており、個性やおしゃれなイメージなどを演出できるため、アクセス数を増やすためにも重視されています。

自分の顔を出す代わりに、似顔絵や動物などのキャラクターをアイコンとして使用する方も増えてきています。営業マンなどは、SNSだけでなく名刺に似顔絵を入れることで顔を覚えてもらうことができるため、あえて似顔絵のイラストを入れていることもあります。特に人気な似顔絵のイラストは、以下の通りです。

  • 手書き感のあるイラスト
  • ポップなアートイラスト
  • 水彩画や油絵などの芸術的なタッチのイラスト
  • 3D・2Dのアバター的なイラスト

SNSとも連携できるBASEでは、自分のデザインをinstagramやTwitterなどで配信することにより、多くの人に知ってもらう機会にもなります。販売につながることもあるので、ぜひ活用しましょう。

キャラクター関連

人気のキャラクターを参考にした作品も売れやすい傾向があります。例えば、任天堂の人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」のキャラクターをイメージしたイラストグッズは、特に女性や子どもに大変人気があります。幅広い世代が「あつまれ どうぶつの森」の雰囲気に癒されているようで、それをイメージさせるイラストはオリジナルでも売れやすいのです。

また、近年爆発的な人気となった漫画作品「鬼滅の刃」の世界観をイメージしたイラストも売れやすい傾向があります。子供から大人まで幅広い層にファンが存在しているので、例えば、顧客の似顔絵を鬼滅の舞台に合わせるといったオーダーメイドイラストを描いて、販売する方法があります。

「鬼滅の刃」の設定である大正時代の服装や背景を似顔絵と組み合わせるなど、クリエイターとしての腕の見せどころです。このように流行を上手く作品に取り入れていくと、売り上げも向上するでしょう。

BASEで絵を売る手順

BASEで絵を売る手順

まずはBASEアカウントにログインします。新規登録は無料です。

商品登録

次に、BASEショップに商品を出品します。トップページのメニューにある「商品管理」画面を選択し、「商品を登録する」をクリックしてください。

商品管理

商品登録画面で、ショップに出品する商品の情報を記入します。イラストを出品するときには、以下の事項を忘れずに紹介しましょう。

1.商品の名前・商品の写真

商品の名前は、Google検索にヒットしやすいワードを選びましょう。商品の写真は、商品の大きさをイメージしやすいものや、なるべく現物に近い写真を選ぶことがおすすめです。オーダーメイドイラストならば、サンプル作品の写真も添付しましょう。

2.商品の説明

イラスト作品の素材や大きさ、扱いについての注意事項を記載してください。

3.カテゴリ

自作の商品に合わせて、カテゴリーを追加します。(「イラスト」など)
これらの商品情報を入力したら、最後に「登録する」をクリックします。これでBASEショップに出品が完了です。

まとめ

BASEで絵を売るには、売れやすい傾向のあるジャンルに力を入れると利益を出しやすくなります。アプリを導入しながら集客や運営の効率を上げたり、オリジナルグッズを作成することもおすすめです。商品が売れるまでは手数料が発生しないBASEのメリットを活かし、根気よく販売を行うとよいでしょう。