Shopifyの広告運用方法は?初心者でも簡単!基礎から分かりやすく解説します

ShopifyでECサイトを設立したものの、なかなか商品が売れなくて困っている方はいませんか?そんなときは集客のために広告を運用してみましょう。ここではShopifyの広告運用方法を基礎から分かりやすく解説しているので、ぜひ最後までお読みください。

Shopifyで広告運用するメリット

Shopifyで広告運用するメリット

Shopifyでネットショップを設立することは簡単ですが、開店したばかりのショップに多くの顧客を呼び込むことは簡単ではありません。そこで重要になってくるのが広告運用です。Shopifyで広告運用するメリットは、おもに以下の5つがあります。

ショップと商品の認知を広める

まず、広告を運用すれば単純に自身のショップと商品を顧客に知ってもらうことができます。当然ながら、どんなに良い商品を販売していても、顧客に知ってもらわないことには成約にはつながりません。広告を運用して自身の商品の強みをアピールするなど、上手くプロデュースすることにより、新たな顧客の開拓につながるでしょう。

ショップのブランドイメージを強化させる

広告運用は、ショップのブランドイメージを強化する効果も期待できます。同業ライバルに打ち勝って販売成績を向上させるためには、他社製品にはない魅力が商品に必要で、ブランドイメージの強化は魅力アップの有効な手段です。さらに、ブランドイメージの強化は、商品の固定ファン獲得につながったり、商品に対して信頼を持ってもらうことにもつながります。

顧客の購買意欲を向上させる

広告運用は、顧客の購買意欲を向上させることもできる手段です。商品の購入を検討している顧客はもちろん、自分のニーズを満たす商品にまだ気が付いていない潜在的な層にも働きかけることができます。また、クーポンの発行などお得な情報を配信することも、顧客の購買意欲を向上させることにつながるのです。

顧客のニーズなど各種分析が可能

Web広告を運用することは、顧客に商品をアピールするだけではなく、顧客のニーズ分析につながる各種データの獲得にもつながります。顧客がどのような商品に興味があるのかは、インターネット上でのサイト訪問履歴や、ネット通販での購入履歴などから分析できます。広告運用プラットフォームは、これらのデータを蓄積して数値化することにより、分析ツールとしての役割も果たせるのです。

明確なターゲティングが可能

Web広告の運用は、紙媒体の広告では不可能であった細かいターゲティングも可能になっています。前述のような顧客データを蓄積することにより、広告運用プラットフォームのAIが顧客のニーズを分析し、的確な広告配信を自動で行ってくれます。細かいターゲティングを行うことは、競合するライバルを減らすことにもつながり、より成果につながりやすい販売活動ができるのです。

Shopifyで可能な広告運用方法

Shopifyで可能な広告運用方法

Shopifyで運用できる広告ツールとして代表的なものは、Google広告とFacebook広告があります。Web広告の運用方法は、おもにリスティング広告・SNS広告・アフィリエイト広告の3種類に分類することができ、それぞれを順に解説します。

リスティング広告

リスティング広告には、検索結果に表示される「検索広告」と、ニュースサイトなどに表示される「ディスプレイ広告」があります。

リスティング広告が利用可能なメディアは、GoogleとYahoo!の2種類ですが、Shopifyで利用しやすいリスティング広告はGoogle広告です。Shopifyには「Googleチャネル」というアプリが配信されているので、Googleスマートショッピングキャンペーンを利用してGoogle広告と連携することもできます。

SNS広告

SNSをWeb広告ツールとして運用する方法は近年急激に広まり、既に定着している感がありますが、Shopifyで最も利用しやすいSNS広告は、Facebook広告です。Shopifyの管理画面には、Facebook広告と連携する機能が始めから用意されているので、簡単に設定を行うことができます。また、Facebook広告と連携することにより、Facebookの傘下に入っているInstagramにも広告配信することができます。

アフィリエイト広告

Shopifyではアフィリエイト広告の運用も可能ですが、まだそれほど運用体制が整っていません。しかし、2020年からShopifyが国内ASP(アフィリエイト広告仲介業者)と連携を開始したため、今後はアフィリエイト広告も広まっていくと考えられます。アフィリエイト広告は、初期費用がほとんどかからないことがメリットですが、その反面、広告効果が出るまでにはある程度の時間が必要です。

Shopifyで広告運用する具体的な方法

Shopifyで広告運用する具体的な方法

ここでは、Shopifyで運用できるWeb広告として代表的な、Google広告とFacebook広告の方法を解説します。

Google広告を利用する方法

ShopifyとGoogleアナリティクスを連携させる

Shopifyにログインし、まずは連携に使用するトラッキングIDを取得するために、管理画面のサイドメニューにある「管理」をクリックします。そこから「トラッキング情報」を経て「トラッキングコード」へと進むと、GoogleアナリティクスのトラッキングIDが表示されているので、コピーしておきます。

再び管理画面に戻り、サイドメニューにある「オンラインストア」から「各種設定」へと進みます。すると、画面中央にGoogleアナリティクスの項目が表示されるので、先ほどコピーしたトラッキングIDを貼り付けしてください。

保存すると、Googleアナリティクスのタグが設置され、ShopifyとGoogleアナリティクスの連携が完了します。

GoogleアナリティクスとGoogle広告を連携させる

次に、GoogleアナリティクスとGoogle広告を連携させます。あらかじめ、連携に使用するGoogleアカウントで「Googleアナリティクスの編集権限」と「Google広告アカウントの管理者権限」を取得しておきましょう。

まずGoogle広告のアカウントにログインし、画面上部のメニューにある「ツールと設定」から「リンクアカウント」へと進みます。すると「Googleアナリティクス」という項目が表示されるので、その中にある「詳細」をクリックします。

既にGoogleアナリティクスに登録されているサイトが表示されるので、「アクション」の列の「リンク」の中で、連携させたいサイトに該当する箇所をクリックしてください。表示されたポップアップの「リンク」をONの状態にし、保存すれば、GoogleアナリティクスとGoogle広告の連携が完了します。

Facebook広告を利用する方法

ShopifyとFacebook広告を連携させるには、FacebookピクセルIDが必要なので、あらかじめFacebookで取得しておきます。ピクセルIDを取得したら、Shopifyの管理画面のサイドメニューにある「オンラインストア」から「各種設定」へと進みます。すると「Facebookピクセル」という項目が表示されるので、「Facebookを設定する」をクリックし、先ほど取得したFacebookピクセルIDを入力します。

これで、ShopifyにFacebook広告のタグが設置され、連携が完了です。

まとめ

Shopifyでは始めから広告運用できるように機能が備えられているので、初めてECサイトを設立する方でも簡単に設定することができます。広告運用に慣れてきたら、分析ツールなどを利用して顧客の傾向をつかみ、よりニーズに応えられるようなECサイトに改善していくと良いでしょう。

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