カラーミーショップにはデメリットもある?対策と向いている人も解説します

ネットショップを開設したい方にとって、カラーミーショップも選択肢の1つに入ってくると思いますが、デメリットが気になるという方もいるのではないでしょうか。この記事では、カラーミーショップのデメリットと言われている点を検証し、対策も解説していますので、ECプラットフォームとして導入するかどうかの判断材料にしていただければ幸いです。

カラーミーショップとは?

カラーミーショップとは?

カラーミーショップとは、国内店舗数No.1を誇るオンラインショップ作成サービスです。

毎月、約200万件以上の販売商品数を計上しており、2017年時点で累計会員数は45,000店を突破しました。なぜそんなに利用者が多いのでしょうか。

カラーミーショップは、どんなに商品が売れても手数料0円というメリットと、初心者でも始めやすい手軽さが特徴です。利用料金も安く、ショップ運営のノウハウやITの知識・技術を持たなくても、すぐにネットショップを開くことができます。ジャンルは、雑貨・ファッション・食品など、様々なネットショップが多く存在し、いろいろな所で利用されています。

カラーミーショップ

カラーミーショップを運営するのは、東証一部上場企業の「GMOペパボ株式会社」なので、社会的にも信頼性は高いと言えます。金融関連において多くの実績を誇るGMOグループのノウハウが、カラーミーショップの運営にも活かされています。3種類のプランがあり、料金は、フリーの0円・レギュラーの4,950円・ラージの9,595円から選べます。メールや電話でサポートを受けられるので、初心者の方でも安心です。

カラーミーショップはカスタマイズ性の高さも特徴で、自由にデザインを変更できることが人気です。80種類以上の基本テンプレートを使用することができ、自分のブランドを表現するカスタマイズ機能を利用できます。

また、多くの充実した機能も備わっていることも人気の理由です。多彩な形態のショップが運営でき、買いやすいショッピングカートでカゴ落ちを抑制。クーポンやレコメンドが豊富で、ショップ独自のポイント制度もあり、リピート率を高めることができます。複数店舗との在庫連携も簡単にでき、スマホ・タブレットの公式アプリで、いつでもどこでも受注・発送・管理業務に対応できます。

さらに、新しい機能を追加することもできます。「カラーミーショップアプリストア」から54種類の無料・有料アプリでショップをパワーアップさせることができます。機能を追加して、海外に販路を広げることも可能です。ショップが成長しても低コストなところも、嬉しい特徴です。

カラーミーショップのデメリット

カラーミーショップのデメリット

前述のように多くのメリットがあるカラーミーショップですが、デメリットもあるという意見を耳にすることがあります。ユーザーの間では、おもに以下のようなデメリットがあると考えられているようです。

  • クレジットカードをショップで使えるようにするには費用がかかる
  • 無料テンプレートの種類が多くはない
  • 外部サービスとの連携が取りにくい
  • PayPalが使えない
  • 定期販売のリピート通販には向いていない
  • 制限があり、デザイン通りのサイトが作れない
  • デフォルトのお問い合わせフォームのカスタマイズ性が低い
  • 静的ページをCMS化させる際に手間がかかる
  • URLがパラメータなのでページの親子関係が作れない
  • 海外へ販路を展開することが困難

カラーミーショップのデメリットに対する対策

カラーミーショップのデメリットに対する対策

前述のように、決して少なくないデメリットが指摘されているカラーミーショップですが、対策もあるので、1つずつ順に解説します。

クレジットカードをショップで使えるようにするには費用がかかる

カラーミーショップでクレジットカード決済やコンビニ決済を導入するためには、別途決済のための契約をすることになります。月々費用がかかっても大丈夫な方は、導入してみてもいいかもしれません。もし難しい場合は、カラーミーペイメント(イプシロン)・楽天ペイ(オンライン決済)・Amazon Pay・クロネコwebコレクトなどが利用できるので、検討してみてはいかがでしょうか。

無料テンプレートの種類が多くはない

ある程度決められたデザインのなかで選ぶことが許容できる方は、大きな問題にはならないでしょう。有料のテンプレートもあるので、個性を表現したい方や、おしゃれなサイトにしたい方は購入する選択もあります。

外部サービスとの連携が取りにくい

他の大手ECモールや、WordPressなどとの連携が取りにくいというデメリットがありますが、有料のツールやオプションサービスを導入することにより連携が可能になります。

PayPalが使えない

日本人で利用している人はまだ少ないPayPalですが、そのようなデメリットがあることをあらかじめ踏まえておけば良いでしょう。

定期販売のリピート通販には向いていない

カラーミーショップは定期販売機能はあっても、リピート販売には向いていません。定期購入してもらえるショップを作りたい方は、同じGMOパペボが提供する「カラーミーリピート」の利用をおすすめします。

制限があり、デザイン通りのサイトが作れない

おもに、商品登録ページで項目が足りなくなるなどの問題が発生します。別の制限が組み合って、思うようなデザインのショップを作れなくなることもあります。商品の登録数が有限なので、項目が制限まで達したら、妥協しながらショップを構築していくことも必要です。

デフォルトのお問い合わせフォームのカスタマイズ性が低い

デフォルトのお問い合わせフォームは最低限の機能だけなので、細部までの設定はできません。ただし、追加したフォーム要素は全て「textarea」になり、SSL化されているという長所はあります。もし必要ならば、他のお問い合わせフォームの導入を検討してもよいでしょう。

静的ページをCMS化させる際に手間がかかる

カラーミーショップでCMSを構築する際には、htmlで静的ページを作ってからCMS化させるという方法があります。手間はかかりますが、ソースコードをコピペしてブラウザに反映させるしかありません。CMS化にはあまり向いていないと言えるでしょう。

URLがパラメータなのでページの親子関係が作れない

URLで親子関係にあるページを表現できないことをあらかじめ認識しておきましょう。

海外へ販路を展開することが困難

デフォルトでは海外展開をすることは難しいのですが、有料オプションを導入することにより対応可能です。ただし商品によっては販売できないものもあります。

カラーミーショップには以上のようなデメリットと対策があります。デメリットになるかどうかは個人の価値観やショップの運営方針にもよるため、目安の一つにしていただければと思います。

カラーミーショップはこんな人におすすめ

カラーミーショップはこんな人におすすめ
  • ネットショップの設立・運営の知識はないが、自分のショップを持ってみたい
  • ネットショップを設立して、サポートを受けながら運営したい
  • ネットショップの販売手数料がかからない運営をしたい
  • ネットショップ運営は、信頼性の高い大手企業のECプラットフォームを利用したい
  • 月商数十万円~数百万円規模の高い目標を持っている
  • できるだけ手間をかけずにネットショップを設立したい

カラーミーショップは初心者にも使いやすいECプラットフォームですが、多少のHTML・CSSの知識があれば、デザインをより自由にアレンジできます。

まとめ

カラーミーショップは初心者にもネットショップを立ち上げやすく、様々な機能が充実していますが、制限や使用できない面なども知っておくとショップ運営に役立ちます。より多くの機能を追加したい方は、有料のテンプレートやアプリを選択することもできます。どんな機能が利用でき、どんな制限があるのかなど踏まえておくと、自分の商品の販売方法などで困ることも少なくなり、計画していたネットショップを作成しやすくなるでしょう。